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建通新聞社四国
2012/03/09

【高知】普通建設費は824億余 県の当初予算案

 高知県は、2月定例県議会を開催しており、2012年度当初予算案などの審議を行い、3月16日に採決・閉会する。一般会計当初予算案の総額は4340億8795万円で、飛躍への挑戦の年と位置付け、課題解決の先進県を目指した取り組みを強化する。そのうち、遅れた社会基盤の整備を加速化する普通建設事業費に824億円余を計上している。県民生活に影響を与える道路、河川、砂防、南海地震対策関係予算については、重点配分し、8の字関連事業、1・5車線的道路整備などを加速化させる。
 事業内容などの主なものは次の通り。
=補助事業=
【道路関連】164億円(3・9%増)
 ▽8の字関連事業に18億8000万円。高知空港インター線、高知東インター線、高知南インター線ほか2カ所
 ▽1・5車線的道路整備事業に19億3000万円。庄田伊野線(名越屋)、高知伊予三島線(草峰〜吉原)ほか49カ所
【河川関連】38億円(37・4%増)
 ▽和食ダム建設事業に8億1000万円
 ▽広域河川改修事業に11億円。松田川(宿毛市)、波介川(土佐市)ほか9カ所
【砂防関連】30億円(8・9%増)
 ▽急傾斜地崩壊対策事業、通常砂防事業に23億5000万円。中島上急傾斜地崩壊対策(東洋町)ほか43カ所、柳野谷川通常砂防(大豊町)ほか26カ所
【南海地震対策の加速化】
 ▽橋梁耐震化事業に4億4000万円
 ▽地震高潮対策等事業に8億4000万円
 ▽県立学校、公立学校耐震化に18億円
=単独事業=
【南海地震対策関連事業】75億円(15・3%増)
 ▽衛星系防災行政無線デジタル化に6億円
 ▽県立学校、公立学校耐震化に28億円
 ▽住宅耐震化補助に2億5000万円
 ▽浦戸湾流入河川排水機場耐震化に2億円
 また、新たな交付金制度を活用した津波対策事業(現時点で約12億円)が実施される予定
【道路関連】56億円(6%増)
 ▽地方特定道路整備事業に48億円。須崎仁ノ線、山路中村線ほか107カ所。うち、1・5車線的道路整備事業に17億4000万円で45カ所