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　香川県河川砂防課は、水門や排水機場など河川管理施設の修繕を２０１２年度、５施設で実施する。大束川の新町水門（宇多津町）で１１年度に引き続き長寿命化対策を実施するとともに、中川の新川水門（東かがわ市）など４施設で新たに新規着手する。事業費は２億８３５０万円。
　整備するのは中川の新川水門（東かがわ市松原）、相引川の相引川排水機場水門（高松市屋島西町）、大束川の新町水門、西汐入川の西汐入水門（丸亀市新町）、一の谷川の七間橋防潮水門（観音寺市昭和町）の５施設。
　新川水門の概要は１９６３年３月に竣工した鋼製ローラーゲートで３門（径間６．５�b×高さ３．５�b）。駆動方式は油圧開閉式ワイヤーロープ長寿命化計画は日本工営が策定した。１２年度に４２００万円で測量設計を計画。
　相引川排水機場水門は７９年９月に竣工した幅２１�b、高さ４．４４�bの１門。排水機場は８１年３月に竣工、設備は６．５�d／秒が２台ある。長寿命化計画は東京建設コンサルタントが策定した。１２年度に１億５１２０万円で機械設備を計画。
　新町水門は５４年に竣工した鋼製ローラーゲートで５門（径間３．４�b×高さ３�b、９�b×３�b、９�b×３�b、９�b×３�b、７．４�b×３�b）。駆動方式は電動ワイヤーロープウィンチ式、操作方式は機側と自動操作。長寿命化計画は日本工営が策定した。１２年度に５２５０万円で土木施設と機械設備を計画。１１年度には電気設備を実施した。
　西汐入水門は、西汐入川の河口に６８年建設された鋼製ローラーゲート２門の施設。ゲート規模は径間１２．１�b、高さ４．５�b×２基の電動ワイヤーロープウインチ式。長寿命化計画は四電技術コンサルタントが策定した。１２年度に２７３０万円で機械設備と電気設備、測量設計を計画。
　七間橋防潮水門は、一の谷川の河口に７０年９月竣工した鋼製ローラーゲート２門の施設。ゲート規模は径間１４�b、高さ５�b×２基のワイヤーロープウインチ式。長寿命化計画は四電技術コンサルタントが策定した。１２年度に１０５０万円で機械設備を計画している。
　河川管理施設は、堰や水門、樋門、排水機場などがあり、施設の耐用年数は４０年といわれている。各施設の老朽化などにより維持管理費や修繕・更新費が肥大することから、長寿命化計画に基づき計画的・効率的な維持補修などを行う。