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建通新聞社四国
2012/03/23

【徳島】実施設計など着手へ 鳴門市の第一中校舎改築

 鳴門市は、2012年度に中学校耐震化推進事業として第一中学校校舎改築に向けた地質調査および実施設計に着手する。このため当初予算案には、関連事業費8100万円を計上している。市では12年度、鳴門中学校体育館改築も計画しており教育施設耐震化に向け事業を加速化させる。
 新校舎の規模は鉄筋コンクリート造4階(一部5階)建て延べ約1万平方b。内部施設につては、将来的な生徒数を考慮し、検討を進める。実施設計などを今後、2ヵ年で行うため、工事着手は14年度以降になる予定。基本設計は平島弘之+TEAM28(徳島市)が担当。
 既存校舎の規模は、鉄筋コンクリート造2〜5階建て延べ約1万0400平方b(完成年で分けると1836平方b・1968年、2137平方b・69年、1069平方b・76年、1907平方b・78年、2612平方b・80年)。体育館は同造3階建て延べ1833平方b(71年)。古い施設については、42〜43年が経過している。
 老朽化している現校舎の建物は、耐震改修する方向で設計を進めたが、積算していく中で内・外からの補強費と改修費、仮設校舎などに多額の費用が必要となることが判明し、耐用年数などを考慮した結果、改築することが決定した。所在地は撫養町南浜。