建通新聞社四国
2012/03/27
【徳島】新風力発電所を計画 ユーラスエナジーHD
ユーラスエナジーホールディングス(東京都港区虎ノ門4ノ3ノ13 清水正己代表)は、上勝町〜神山町にかけての町界稜線沿いに新たな風力発電所の建設を計画。3月30日から5月1日まで環境影響評価方法書の縦覧を行う。
対象事業名は、「徳島県上勝町・神山町ウインドファーム設置計画」。総出力6万`ワット(最大)。1300〜3000`hの風車を20基ていど設置する計画。対象事業区域は、同社が既に出資し稼働中の大川原ウインドファームの西南西側。運転開始は2018年度を予定。
今回の縦覧は、10月から出力1万`h以上の風力発電所が環境影響評価法の対象事業に加わるため、法の施行に先立ち同社が自主的に行うもの。このため同計画については「実施そのもの、風車設置位置等の詳細は確定したものではなく、必要な許認可取得、関係自治体や関係者との協議等を経た上で事業実施を判断していく」としている。
縦覧場所は上勝町、神山町、佐那河内村の各役場。3町村のホームページでも電子版の閲覧が可能。縦覧する環境影響評価方法書は、環境への影響を調査・予測・評価する項目や、調査・予測手法など。
今回の縦覧に対する意見書の受け付けは3月30日〜5月15日。提出先は同社の国内事業部宛て。その後の手続きは環境影響評価準備書、環境影響評価書と進めていく予定で、これらを通じて地域住民や自治体等からの意見を求め、環境保全の観点からより適正な配慮を行い、事業と環境の調和を図っていく考え。