日刊岩手建設工業新聞社
2015/06/24
【岩手】26日に県立療育センター・盛岡となん支援学校の新築工事を公告へ/岩手県
県は、県立療育センターと県立盛岡となん支援学校の移転改築整備を計画している。今年度は、施設の建設工事に着手する構え。県によると、26日にも「岩手県立療育センター及び岩手県立盛岡となん支援学校(仮称)新築(建築)工事」の公告を予定している。
療育センターと盛岡となん支援学校は、矢巾町大字藤沢地内、岩手医科大学附属病院の移転敷地内の北側に整備を予定している。施設規模は、療育センターが鉄筋コンクリート造3階建てで延べ床面積約1万2500平方b、盛岡となん支援学校は鉄筋コンクリート造3階建てで、延べ床面積は約9200平方bを想定している。両施設は、渡り廊下でつなぐ構えだ。
療育センターには、障がい児支援部門と障がい者支援部門を設置。そのうち障がい児支援部門には、▽入所部門▽診療部門▽在宅支援部門▽相談支援部門―を設ける。入所部門では、肢体不自由児対応病床や超重症心身障がい児などに対応した重症心身障がい児対応病床、在宅重心の重篤化対策やNICU後送病床機能を持つ一般対応病床を設置。定員は、合わせて60人を予定している。診療部門には、耳鼻咽喉科や眼科、リハビリテーション科を新設し、既存の6診療科と合わせ9診療科とする計画だ。
両施設の設計は、山下設計・武田菱設計共同企業体が担当した。県は、17年度内での完成を目指しており、同年度内にも供用開始したいとしている。