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日刊岩手建設工業新聞社
2015/06/25

【岩手】宮古港カーフェリー施設の概略設計/日本港湾コンサルタントに委託/岩手県

県沿岸広域振興局宮古地域振興センターは、宮古港カーフェリー施設概略設計業務委託を入札した結果、同業務は日本港湾コンサルタントが落札した。同業務では宮古〜室蘭間のカーフェリー航路開設に向けて、係留適地の選定や必要な施設の検討などを行う。
 主な業務内容を見ると、カーフェリー岸壁として必要な施設と規模の検討、宮古港におけるカーフェリーの係留に適する位置の検討などを行った上で、動線計画を含む配置計画を作成。これら検討結果を基に、施設の概略設計を行う。
 概略設計の対象としては、防衝装置、係船柱、サイドランプ用スロープ、駐車場、雨水排水施設、照明設備、フェンス、ターミナルビル(旅客待合室)および乗降施設などを想定。ターミナルビルや乗降施設については、当面は簡易な施設での運用を見込んでいる。概略設計を基に概算数量を算出し、概算事業費、維持管理費などの算定も行う。
 このほど、同業務の入札を行い、日本港湾コンサルタントが879万円で落札した。委託期間は126日間。
 県は14年度県議会2月定例会の予算特別委員会の席上、18年度春に予定されている宮古〜室蘭間のカーフェリー航路開設に向けて、関係機関との協議を行いながら整備を検討する方針を示していた。今回の業務は係留の適地や必要な施設の検討、概算事業費の算出などを主な目的としている。