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建通新聞社四国
2012/02/14

【愛媛】今治道路改築に新規着手 四国地整

 2011年度第4次補正予算の成立を受け国土交通省四国地方整備局は8日、管内の事業概要を発表した。愛媛県関係では新規着工となる国道196号今治道路改築など直轄事業に8億4900万円と国道197号八幡浜道路の補助事業に1億2000万円、合わせて9億6900万円が配分されている。いずれも12年度の事業を前倒しする国庫債務負担行為「ゼロ国債」で、3月中に入札し、年度内に契約する。
 直轄事業費の内訳は、今治道路改築(今治市)に事業費6億円のほか、交通安全対策事業として継続箇所の国道11号三島交差点改良(四国中央市三島中央)に1億5000万円と国道56号一本松舗装(愛南町増田)に9900万円。このうち今治道路の新規着工箇所と三島交差点改良については松山河川国道事務所が10日付で一般競争入札を公告(2月17日まで参加申請受付))しており、3月9日に開札する予定。また、一本松舗装は大洲河川国道事務所が近日中にも公告する見通しだ。
 国道196号今治道路は、今治市長沢の今治小松自動車道今治湯ノ浦インターチェンジ(IC)から同市矢田の瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸内自動車道)今治ICまでの10・3`b、幅員22b。このうち新規着工するのは、今治湯ノ浦ICから(仮称)今治朝倉IC間約6・3`bの一部で、今回、初弾工事として山口外改良工(山口、朝倉下)と朝倉下改良工(朝倉下)の2件を発注した。主な概要は、山口外改良が工事延長約380b、現場打函渠工5基など。朝倉下改良が工事延長約520b、現場打函渠工3基、プレキャストカルバート工1基などとなっている。
 三島交差点改良は工事延長約260b、擁壁工、排水構造物工、舗装工などを整備。12年度末までの完成を目指す。一本松舗装は、延長約840bのアスファルト舗装工の発注を予定している。
 一方、補助事業の国道197号八幡浜道路では、愛媛県八幡浜土木事務所が実績確認型による総合評価落札方式で、道路改良工(八幡浜市郷)と入寺川橋上部工(同市松柏)の2件を発注する予定。主な概要は、道路改良工が延長約70b、幅員6・5(9)b、ボックスカルバート工、補強土壁など。入寺川橋上部工はプレストレストコンクリート橋(ポストテンション方式単純中空床版橋)で、延長約25b、幅員6(9)bとなっている。