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北陸工業新聞社
2021/04/02

【石川】技術提案は来月7日まで/いしかわ特支学校高等部新校舎基本計画プロポ/県教委/地上3階まで、延べ約6500平方メートル程度

 石川県教育委員会事務局庶務課は1日、金沢市大場町地内「いしかわ特別支援学校高等部新校舎建設工事基本計画策定業務」にかかる公募型プロポーザルの実施を公告した。参加表明書は9日まで受け付け、技術提案書の提出は5月7日まで。
 参加資格要件は、主たる営業所を石川県内に置く建築士事務所で、設計JVでの参加の場合は構成員数2者とする。協力事務所(参加者と同一組織ではない、専門分野における技術の提供等を行う事務所)を加えることも可能。また、参加者(設計JVの場合は代表者)は元請として、2006(平成18)年4月1日以降に、国内において新築、増築または改築(改修除く)にかかる教室を含む小中高等学校、特別支援学校の建築設計業務を完了した実績を有することや、参加者(同)は一級建築士の資格を有し、かつ、同年4月1日以降に国または地方公共団体が発注した新築、増築、改築する建築物の建築設計業務の実績を有する技術者を総括責任者として配置できることなどを条件としている。
 業務内容は、金沢向陽高等学校(同市大場町東590番地)の敷地内において、いしかわ特別支援学校知的障害部門高等部の校舎を増築(新設)するにあたり、新校舎建設に伴う基本計画の策定を行う。提案課題として(1)新校舎において、現在のいしかわ特支学校の教育環境水準以上を確保できる計画(2)インクルーシブ教育の展開を目指すため、同校高等部の生徒と、金沢向陽高の生徒との交流が促進され、両校と地域住民との交流も可能な配置及び動線計画(3)外観デザインは独自性をもたせつつ、接続する金沢向陽高校舎と調和のとれた計画−を求めている。
 施設整備計画(案)によると、建物(新校舎)は地上3階建てまで、延べ床面積約6500平方メートル程度。学校規模は27学級(9教室×3学年)、生徒数約200人。屋外付帯施設として、いしかわ特支学校職員用駐車場(約100台分)、農園(約700平方メートル)なども設ける。
 審査方法は同工事基本計画策定業務プロポーザル審査委員会を設置(審査委員の構成は追って公示)し、5月中旬に各技術提案書の書類審査及びプレゼンテーションを実施した上で、設計候補者(最適委託者)を選定。5月末にも同候補者と契約を結ぶ。
 参考業務規模は500万円程度(消費税含む)を想定。履行期限は8月31日となっている。

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