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日刊建設工業新聞
2021/04/08

【鳥取】河川・海岸・ダム事業/21年度予算規模は26.7億円/水貫川は大規模工事に

 県土整備部が2021年度に取り組む河川、海岸、ダム事業の予算規模は26億7700万円となった。国予算内示を受け、同部が国庫補助と交付金を活用する事業を7日までにまとめた。
 同部河川課の説明によると、国土強靭化3カ年緊急対策(20年度まで)の臨時特別枠が外れ、今年度の予算規模は前年度当初に比べ約4割減少した。ただ、「19年度補正プラス20年度当初」と「20年度補正プラス21年度当初」の実質ベース予算の比較では2割アップとなる。
 国庫補助は河川事業5カ所に9億円が付いた。塩見川は対策改修区間上手の塩見橋下流で実施する地盤改良に2億5000万円。砂田川はJR橋の調査設計に9000万円をJR委託する。大路川は西大路排水機場の排水ポンプ機能強化に1億5000万円。私都川ではJR橋下部工の詳細設計を終えており、JR委託して工事着手する。事業費8000万円。
 また、水貫川は排水機場用地を床掘りして吸水槽と吐き出し槽を築造する。大規模な土木工事となりそうで、今年度事業費3億3000万円に22年度債務負担行為(3億円)を加えた6億円規模の工事は7月内に入札。9月県議会で請負承認を得て着工する。
 一方、交付金事業は17億7700万円が認められた。河川は北条川放水路や露谷川の護岸改修などに13億5800万円を投入。海岸は岩美海岸浦富地区の人工リーフなどに1億9000万円、ダムは佐治川ダム設備更新などに2億2900万円を充てる。

日刊建設工業新聞