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建設経済新聞社
2021/04/14

【京都】福祉系3センター一体化施設 延1万2696u、来年1月着工

 京都市は、中京区壬生に計画する地域リハビリテーション推進センター、こころの健康増進センター、児童福祉センターの3施設一体化施設について、令和4年1月頃からの着工を予定。これに先行して建設予定地の地下部解体撤去工事にとりかかる。
 上京区の児童福祉センター、中京区の地域リハビリテーション推進センター、こころの健康増進センターについて、3施設一体化施設として新たな施設を、京都市立病院北側に位置する旧京都市衛生環境研究所跡地4380uと隣接する元こころの健康増進センター跡地1590uを合わせた計5970・81u(中京区壬生東高田町1−15、1−20)に建設する計画。
 建設予定地の用途地域は準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)で、20m第3種高度地区。
 計画の3施設一体化施設の規模は、RC造5階建(6棟)、延1万2696・00u(建築面積3494・53u)を予定。敷地北側の松原通沿いに駐車場を配置。その南側に前面道路から約25mセットバックして計画建物を配置し、計画建物の南側に園庭を配置する。計画建物の高さは20・00m(塔屋を含む高さは22・95m)。
 市はこれまでに旧京都市衛生環境研究所ほか解体撤去工事をナガタ−鳥羽特定建設工事JVの施工で実施。現在、建設予定地では、旧京都市衛生環境研究所解体撤去工事、ただし土壌汚染対策工事をナガタ工業(京都市山科区)の施工で進めている。
 令和3年度は、土壌汚染対策工事を経て、8〜12月に地下部解体撤去工事を実施する予定。その後、令和4年1月頃から一体化施設の新築工事に着工し、令和5年9月頃の完成を目指す。
 4月13日公表の令和3年度京都市公共工事年間発注見通しにおいて、一般競争入札の計4件の工事を予定する。
 先行して行う旧京都市衛生環境研究所地下部解体撤去工事は、第1四半期(4〜6月)に入札する。工期は7ヵ月で、JVの可能性有り。概算額区分は1億円以上4億円未満。
 WTO対象の建築工事、概算額区分が4億円以上WTO対象未満の電気設備工事、空調衛生設備工事はそれぞれ第2四半期(7〜9月)に入札する。それぞれ工期は21ヵ月で、JVの可能性有り。
 このほか、工事監理業務委託を第3四半期(10〜12月)に入札する予定。工期は24ヵ月。概算額区分は1000万円以上WTO対象未満。
 設計は内藤建築事務所(京都市左京区)。
 なお市は、予算措置として、令和2年11月補正予算で一体化整備事業に限度額3500万円の債務負担行為を設定。土壌汚染調査で判明した土壌汚染の対策工事に着手する費用に充てる。
 令和3年度当初予算には4億円を計上するとともに、51億9200万円の債務負担行為を設定(期間は令和4年度及び5年度)。