トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

新建新聞社
2021/04/16

【長野】小川村 公共施設161棟の個別計画

「びっくらんど」大規模改造など3施設で修繕
小学校トイレ洋式化を22年度
 上水内郡小川村は、公共施設の個別施設計画をまとめた。対象施設は公共建築物161棟。このうち、劣化状況調査の結果で「著しい劣化が見られ、早急に対応が必要」とされる施設は◇さわやかふれあいスポーツセンター(びっくらんど小川)◇星と緑のロマントピア(体験施設、体験館)◇堆肥センターの3施設で、いずれも2022年度から大規模改造や部位修繕を計画的に行う予定だ。
 また、学校施設は22年度に小学校のトイレ洋式化を進め、中学校は25年度から大規模改造にとりかかる。産業施設ではクラインガルテン9棟の屋根など部位修繕を22・23年度に行う。
 中・長期計画の検討結果では、2028年度までに2棟を取壊し、10棟を譲渡する計画。さらに29年度以降は取壊し38棟、譲渡2棟を予定している。
 同計画は、2016年度に策定した公共施設等総合管理計画(行動計画)の下位計画となる。対象はスポーツ・文化施設や教育施設、行政施設の161棟で、別に長寿命化計画を策定する村営住宅と供給処理施設、さらにはインフラ施設(道路や橋梁、上下水道等)は除く。
 計画期間は2021年度から28年度の8カ年だが、長寿命化改修を基本に、20年周期の維持管理や改築等の方向性も盛り込んだ中・長期計画(2060年まで)を設定。維持・更新コストは総額約144億円を見込み、従来の建て替え中心の224億円より約80億円(36%)の縮減が可能となっている。

提供:新建新聞社