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北陸工業新聞社
2021/04/16

【福井】福井県土木部長/西出俊亮氏/就任インタビュー/新幹線ひかえ道路や河川も着実に/若手の自発性に大きな期待感/業界と一体で課題解決へ/帆を高く前進と抱負を示す

 福井県の西出俊亮土木部長に、就任(4月1日付)のインタビューを行った。
 −今の気持ちは。
 身の引き締まる思い。(3年後の)新幹線開業という、大きなインパクトある事業をひかえ、道路や河川、まちづくりも合わせ、着実に進めたい。前任の小川俊昭氏からバトンを引き継ぎ、改めて土木事業の息の長さを実感。私も、後任者へ、しっかりバトンを渡していくよう努めたい。
 −新幹線の一年遅れについて。
 鉄道・運輸機構側にはこれ以上、遅れることがないよう精一杯の努力をお願いする。新九頭竜橋は、予定通りの開通(22年度中の供用開始)を目指していく。
 −コロナ対応は。
 生活様式が変化するなか、土木行政も変わらざるを得ない。DXなど、新しい技術を取り入れ、一層働きやすい職場環境へ。少しずつでも前進したい。
 −杉本知事が掲げるクレドについて。
 特に若い職員間で意識が強く、前任の福井土木事務所では、新聞部や放送部を自発的に立ち上げ、活発に活動していた。
 −業界との関係は。
 実際の作業は、業界の皆さん(受注者)ですが、今後ますます、私たち発注者とも一体となって 社会資本を維持管理し、人手不足など、課題の解決にむけることが大切と考えている。

 にしで・しゅんすけ 59歳 大阪大学大学院卒 嶺南振興局小浜土木事務所所長、土木部技幹(防災・特定事業)、土木部副部長(技術)、福井土木事務所長を歴任している。
 好きな言葉は「船は帆を高くしないと、大きく前に進まない」で、強く心に響いたという。部長としては「高さとともに、幅の広さも大切」と自任。スポーツは、サッカーが一番。みんなで力を合わせて行う点が魅力的。

hokuriku