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建通新聞社(静岡)
2021/04/19

【静岡】静岡県浜松市が斎場再編

 浜松市は、斎場再編の一環として浜松斎場(中区中沢町47ノ1)の建て替えと、雄踏斎場(西区雄踏町宇布見6108ノ1)の拡張を計画しており、2021年度は民間活力導入の検討を進めるとともに、都市計画決定や関係者協議など当初予算に2063万円を計上し事業の推進を図る。
 整備方針として、浜松斎場は存続で、炉数を現在の14基から8基に縮小して建て替える予定で、21年度は都市計画決定と関係者協議を進める。雄踏斎場も存続で、炉数は現在の3基から7基に拡大し、近接地へ拡張を計画しており、都市計画決定と関係者協議、関連整備工事を行う予定。また、4月
に供用開始した浜北斎場については、バスの待機所整備に向けて事業を進める。
 民間活力導入の検討に当たっては、20年度に導入に向けた市場調査を実施した。ランドブレイン(東京都千代田区)が担当した。
 浜松斎場は、斎場棟(鉄筋コンクリート造3階建て延べ約1950平方b)と火葬棟(鉄筋コンクリート造平屋約700平方b)で構成。計画では、既存の浜松斎場敷地内に新たな斎場を建設する。敷地面積は約7000平方b。19年度に建設候補地の地質調査を実施している。調査に基づいて建設場所を決めた後、市場調査業務の結果を踏まえ、整備手法を決めていく方針。
 市は、持続可能な公共資産の適正保有と将来火葬体数に対応する施設配置を実現するため、現状7斎場を集約・再編していく。16年2月に策定した「浜松市斎場再編・整備方針」を踏まえ再編を行う計画で、天竜斎場と春野斎場は廃止される予定。

提供:建通新聞社
(2021/4/19)

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