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北陸工業新聞社
2021/04/21

【富山】33億円で用水路8993m/庄西2期地区基幹水利保全/県農林水産部

 富山県農林水産部は、庄西2期地区水利施設整備事業(基幹水利施設保全型)に新規着手する。21年度から9カ年に33億円を投じ、延長8993メートルの用水路改修工事を進める。
 受益面積は砺波、高岡、小矢部の3市にまたがる農地4146ヘクタール。整備計画によると、▽太田口用水路2600メートル▽千保口用水路2871メートル▽秋元口用水路900メートル▽舟戸口用水路989メートル▽若林口用水路909メートル▽上若林口連絡水路517メートル▽庄西幹線水路148メートル▽上若林口用水路51メートル▽新又千保連絡水路8メートル―で内張コンクリート補強を行い、施設の長寿命化を図る。落差工、暗渠工、防護柵工一式を含む。事業費のうち工事に28億8000万円、測量試験に2億5200万円、用買補償に1億6800万円を充てる。29年度の完成を予定している。
 同地区の農業用用排水施設は、砺波市金屋の庄川合口堰堤から取水。築後50年以上経過し老朽化が著しいことから、庄西地区全体を分割して順次整備を進める。最上流部の庄西1期地区が20年度に完了し、引き続き2期地区で下流部の継続的な整備に取り組む。

hokuriku