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北陸工業新聞社
2021/04/22

【富山】片掛橋下部工など推進/41号猪谷楡原道路に16億円/整備局富山

 北陸地方整備局富山河川国道事務所は21年度、国道41号猪谷楡原道路整備事業に16億円を投じ、猪谷橋(仮称)と片掛橋(仮称)の両橋梁工事などを進め、早期の2車線供用を目指す。
 発注見通し(4月)には▽猪谷橋下部その7工事 橋梁躯体工1カ所、場所打杭工8カ所、函渠工一式 2億円以上3億円未満 第3四半期▽片掛橋下部その5工事 橋梁躯体工1カ所 2億円以上3億円未満 第4四半期▽片掛応急組立橋撤去工事 応急組立橋撤去工一式、舗装復旧工一式 2億円以上3億円未満 第2四半期▽片掛法面対策工事 法枠工1カ所 2億円以上3億円未満 第4四半期▽片掛橋下部その6工事 橋梁躯体工1カ所 2億円以上3億円未満 第4四半期−の5件が盛り込まれた。昨年4月に国道41号の道路下の法面が幅約20メートル、斜面長さ約40メートルにわたり崩落し、応急組立橋を含む仮設道路による復旧工事で対応。今回、その関連工事も含まれる。
 猪谷楡原道路は全長7・4キロで計画。1997年度に事業化し、2002年度に着工。このうち現道活用区間が2・8キロ、バイパス区間3・0キロについては10年11月に完成、2車線供用した。バイパス区間の残事業区間、富山市猪谷−片掛間1・6キロで橋梁工事や道路改良工事を進めている。完成により、災害に強い幹線道路ネットワークの形成や事前通行規制区間の回避、冬季交通障害の解消などの効果が期待される。

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