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北陸工業新聞社
2021/04/23

【石川】6月議会の承認目指す/珠洲市新埋立処分場建設/発注準備を本格化へ

 珠洲市は、宝立町春日野・上戸町南方で計画する新規埋立処分場の建設工事に関し、市議会6月定例会での請負契約承認を目指し、発注準備を本格化させる構えだ。今後積算や制限付き一般競争入札の参加要件などの詳細を詰めていく。建築本体に設備関連を包含するかについても調整する。
 新埋立処分場は、既存処分場に近接する大畠台地の用地2万8160平方bに整備される。ごみの飛散や騒音、臭気拡散を防止するため、立体トラス構造のS造ガルバリウム鋼板の屋根で覆う「クローズド型」(建築面積2700平方b程度)とし、地下部分に深さ約9bのRC造の貯留構造物を設ける。
 埋立容量は1万6000立方bで、年間約750立方bのごみを受け入れる。埋立期間は20年間を見込む。今年度当初予算に整備事業費として債務負担行為を含め15億5826万4000円を配分した。今年度は関連する場内道路舗装工事なども発注する。24年4月の供用開始を予定している。総事業費は約18億9500万円。
 昨年度から進めている敷地造成工事は6月に完了する見通しだ。基本計画や基本設計、実施設計は日本海コンサルタント、生活環境影響調査はエヌエス環境がそれぞれ担当した。

hokuriku