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建通新聞社四国
2021/04/29

【香川】香川河川国道 高松環状道路で予備設計に着手

 国土交通省香川河川国道事務所は、高松環状道路の高松市寿町〜檀紙町区間の計画段階評価を進めるため、2021年度に道路予備設計業務と環境影響評価検討業務に着手する。それぞれ第2四半期に簡易公募型プロポーザル方式で入札手続きを行う。納期は約9カ月間で年度内に成果をまとめる。
 対象区間は、サンポート高松付近(寿町)と高松西インターチェンジ(IC)付近(檀紙町)をつなぐ環状道路の北西部分で、延長約8`。本年度に委託する業務を通じ、考えられるルートを検討するとともに、環境に与える影響の有無などを調査する。
 業務の成果などを踏まえて、計画段階評価を行う。有識者で構成する四国地方小委員会で地域や道路の現状・課題を把握するとともに、関係自治体へのヒアリング、地域住民や関係者へのアンケートなどを実施する。同委員会や意見聴取を繰り返しながら概略ルートや構造を定める。この結果を基に必要に応じて都市計画・環境影響評価を行い、新規事業採択時評価を経て事業採択を目指す。
 高松環状道路は、高松市内の市街地を環状に囲む延長約40`の地域高規格道路。環状道路の一部となる円座香南線(県道44号)の延長約3`区間が暫定供用している。
提供:建通新聞社