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建設新聞社(長崎)
2021/05/10

【長崎】長崎スタジアムシティプロジェクト

優先交渉権者に竹中・戸田・松尾
   全4工区で計画 来年1月に着工予定

 長崎スタジアムシティの建設予定地である三菱重工業樺キ崎造船所幸町工場の跡地に関し、潟Wャパネットホールディングス(田旭人代表取締役社長兼CEO、本社・佐世保市)は、実施設計者および施工予定者における優先交渉権者を選定した。5月中に本契約を締結する運び。2022年1月に工事に着手する予定で、24年の竣工を目指す。同プロジェクトにおける概算事業費は、現時点で700億円規模とされている。
 現時点における建物概要は@T工区(スタジアム棟・ホテル棟・南商業棟)(延床面積約10万6800平方b、S造、RC造地上16階、塔屋1階)AU工区(アリーナ・サブアリーナ棟・エネルギーセンター棟)(延床面積約2万6300平方b、SRC造(一部S造)、RC造、地上4階、塔屋1階)BV工区(オフィス棟)(延床面積約4万1800平方b、S造、地上13階、塔屋1階)CW工区(駐車場棟)(延床面積約2万平方b、S造、地上6階、塔屋1階)―の全4工区。
 審査の結果、T工区は樺|中工務店、U工区とV工区は戸田建設梶AW工区は松尾建設鰍ェ優先交渉権者となった。土地面積は約7万平方b。潟Wャパネットホールディングスはこのほど、三菱重工業鰍ゥら土地引き渡しを完了したことを明らかにした。基本設計業務終了時における概要はスタジアム約2万席、アリーナ約5000席、ホテル約270室、オフィス約2万平方b(貸床)、商業施設約2万平方b(貸床)。商業施設とスタジアムなどを回遊できる構造となっている。
 事業主は潟Wャパネットホールディングス。企画運営は潟梶[ジョナルクリエーション長崎が行う。基本設計者は滑ツ境デザイン研究所・活タ井建築設計事務所、プロジェクトマネジメントはジョーンズラングラサール鰍ィよびJLLモールマネジメント梶Aコンストラクションマネジメントは且O菱地所設計。
田代表取締役社長兼CEOは「昨年12月、建設会社様の公募を開始し、約3カ月という短い期間にも関わらず、民間主導のスポーツを通した地域創生に共感いただいた多くの建設会社様に応募いただきました。4月に入り各社から想いのこもったプレゼンテーションをいただき、あらためてプロジェクトへの関心の高さに身が引き締まる思いです。どのご提案も素晴らしく、これから一緒に同じ目標に向かって形を作っていけることが楽しみ」と感想。
 その上で「今後も民間企業として覚悟を持って本気で地域創生に取り組み、弊社の強みである、いいモノを見つけて磨いて伝えることを通して、長崎に住む方・訪れる方にこれまでになかった楽しみや豊かさをお届けできるよう取り組んでいきたい」と抱負を語った。
ksrogo