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建通新聞社(神奈川)
2021/05/10

【神奈川】県技士会「優秀技術者表彰規程」を改正

 神奈川県土木施工管理技士会は、2015年6月に制度化した「県技士会優秀技術者表彰」について、特に優秀な技術者を対象とした「最優秀技術者表彰」の創設や、表彰枠の拡大、明確な評価基準の設定など、選考審査の方法を改める表彰規程改正案を4月27日開催の理事会で審議、承認した。2021年度選考分から適用する。
 「優秀技術者表彰」は、法人会員に登録された技術者で、前年度に完成した500万円以上の土木関連工事のうち、@関東地方整備局(県内事務所)優良(優秀)工事技術者表彰受賞者A神奈川県優良工事局長表彰(技術者)表彰受賞者B県内政令市優良工事表彰(技術者)表彰受賞者―に該当する工事の監理(主任)技術者として従事した者が選考対象となる。
 審査対象者数について、原則1支部1人としていたものを、会員技術者登録数などを元に、算定式によって支部別の表彰枠を定めることとする。これにより、登録数などが多い横浜支部の表彰枠は最大3人、横須賀、平塚、県央が同2人、その他支部は1人となる。
 これまで、表彰対象数が多い支部は競争となっていた一方で、支部によっては当該年に審査対象者がいないケースもあった。なお、審査対象がいない支部は、支部長に対して、自薦による申請を依頼する。
 また、審査の際に参考にする調書(選考対象者から送付)について、これまではコメント欄に記載された内容(現場の困難性、創意工夫、技術的PR)を評価するための基準がなかった。そのため、発注者が採点している項目別評価点の配置技術者点、工事技術的難易度項目別評価表などを活用し、新たに設けた「事務局評価基準」で点数化することとした。
 また、表彰事業の価値向上を目的に「最優秀技術者表彰」を創設。当該年度における審査対象者から特に優秀な技術者3人程度を、必要に応じて行う現地調査を踏まえて選考する。提供:建通新聞社