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滋賀産業新聞
2021/05/11

【滋賀】日野町 くらし安心ひとづくり第2期総合戦略を策定

 日野町は、「日野町くらし安心ひとづくり総合戦略」の第1期計画期間(15〜20年度)終了に伴い、新たに第2期総合戦略(21〜25年度)を策定した。
 同町の総合戦略は、安心して暮らせる地域をつくり、その地域の魅力で交流人口と定住人口を増やしていくことにより、人口減少に歯止めをかけ、持続発展可能な地域をつくることが目的。
 第1期総合戦略における住民懇話会の外部評価では、総合戦略の施策は概ね順調に進んでいると評価されているが、一方で町の人口減少は進行している。
 このため、人口が減少する中でも、子育て世帯を支えることや、人口流出の抑制、移住者を増やすことで、住みやすいまち、住み続けたいまちとなり、「人口減少社会に適応した暮らしやすいまちを着実につくっていくことが求められている」としている。

 第2期総合戦略の《基本目標》と《取り組み》は、次の通り。

◎基本目標@「結婚・出産・子育ての希望をみんなで支えてかなえる」
▽地域のつながりを深める中で、結婚から子育てまで、その時々のニーズにあった切れ目のない支援を行ない、若い世代が出産や子育てに希望をもてるまちをめざす。
《取り組み》安心して妊娠・出産・子育てができるための支援、様々な保育ニーズへの対応、子どもの読書活動と学習活動の支援、住民の主体的な文化芸術活動への支援―など

◎基本目標A「地域資源を活かし、地域経済の活力と、暮らしを支える雇用をつくる」
▽まちの「たから」である「地域資源」を活かし、住民が主体となって取り組む創業による地域内経済循環の活性化と、既存の取り組みの拡大も含めた雇用の創出をめざす。また、町内の企業と交流と連携を進め、更なる地域経済の活性化をめざす。
《取り組み》農業経営・担い手育成への支援、地域内経済循環の推進、町内雇用の促進と雇用機会の充実、労働環境の充実―など

◎基本目標B「まちの魅力を活かし、交流を育み、新しい人の流れをつくる」
▽まちの「たから」を活かし、観光などで「人と人」の出会いの機会をつくり、日野の魅力を伝えることで交流から移住・定住に結び付く魅力あるまちをめざす。
《取り組み》まちぐるみでのおもてなし、地域資源を活かした体験型観光の推進、移動手段の充実、UIJターン受入の充実、地域の活力につながる情報の収集とタイムリーな発信―など

◎基本目標C「くらしやすい地域を育み、安心して住み続けられるまちをつくる」
▽家庭のきずなはもとより、地域の人と人のつながり(きずな)を育み、顔の見える関係のもと、住民が自らくらしやすい地域をつくり、そのもとで安全で安心して住み続けられるまちをめざす。また、住民の活発な自治活動を持続発展させ、地域課題について、住民が自ら発見し、学び、取り組んでいくまちをめざす。
《取り組み》次代を担う人材の発掘、心身の健康づくり、高齢者のいきがいづくり、交通安全対策と防犯体制の推進、地域防災力の向上―など

提供:滋賀産業新聞