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西日本建設新聞社
2021/05/13

【熊本】主要5業種の首位変わらず 県20年度経審に基づく完工高順位

 熊本県の2020年度経営事項審査結果に基づく完成工事高(直近2〜3年平均)順位によると、主要5業種のトップは、前回と同じだった。10億円以上は、土木が9社増の49社、建築が3社増の52社、電気が  1社減の13社、管と舗装は前回と同じ6社、1社となった。総合は11年連続のSYSKEN。(審査基準日=19年10月1日〜20年9月30日)
  土木の首位は、31億4873万円の丸昭建設で、3年連続のトップ。2位は前回6位の杉本建設(熊本市)26億5584万円、3位は前回と同じ今建重機25億1795万円となった。10位内に新しく入ったのは、10位の味岡建設(前回11位)。上位10社中8社が前年完工高を上回った。10億円以上は9社増の49社となり、15年の22社から6年で倍増した。
 建築も3年連続でシアーズホームが首位。15億円余り伸ばして141億5581万円。2年前に100億円を突破しており、150億円が目前となっている。2位、3位は3年連続で変わらず、雄健工業88億153万円、岩永組77億416万円。10位内で新しく前回11位の小竹組が9位に、前回13位の和久田建設が10位に入った。上位10社のうち、前回完工高を上回ったのは5社にとどまっている。50億円以上は1社増の9社、10億円以上は3社増の52社。
 電気は、32億8013万円の飯塚電機工業が11年連続のトップ。2位は4年連続で熊栄電設28億9696万円、3位は前回4位の白鷺電気工業22億4181万円となった。21億6543万円のSYSKENは前回13位から4位に入った。上位10社中、完工高を上回ったのは8社。10億円以上は13社で1社減った。
 管の首位は、2年連続で飯塚電機工業15億5389万円。2位新星14億8743万円、3位上田商会11億2033万円、4位肥後設備11億41万円まで前回と同じ順位。前回11位のマルエ工業7億3679万円が10位に入った。上位10社中、前回完工高を上回ったのは5社。10億円以上は前回と同じ6社となった。
 舗装は、2年連続で興亜建設工業11億3510万円がトップ。2位も2年連続で熊本ニチレキ9億583万円。3位は前回4位の木建設7億8329万円となった。前回17位の日章工業4億5992万円が8位に入った。前回完工高を上回ったのは5社。
 5業種以外で首位が替わったのは、左官の岡本工業(前回2位)、鋼橋上部工の三和建設(前回順位なし)、熱絶縁の佐藤保温(同)、造園の緑研(前回2位)、さく井の九州日商興業(前回6位)。
 総合は、252億4786万円のSYSKENが11年連続の首位となった。2位はシアーズホーム142億977万円、3位は前田産業100億3713万円で、前回と変わらず。100億超も同様に2年連続でこの3社となった。4位は前回7位の光進建設97億689万円、5位は前回6位の吉永産業。上位10社は前回と同じ。10億円以上は5社増の163社、5億円以上は7社増え357社となった。(記事中の金額は千円以下切り捨て)

提供:西日本建設新聞社
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