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滋賀産業新聞
2021/05/14

【滋賀】滋賀県 県営土地改良事業「小倉地区」の農地整備

 滋賀県は11日、東近江市小倉町地先の水田28・4fを対象に、用水路並びに暗渠排水を整備する県営土地改良事業「小倉地区農業競争力強化農地整備事業」の決定を公告。県東近江農業農村振興事務所などで計画書の縦覧を開始した。事業採択初年度となる今年度はコンサル業務を進め、工事は2年目から2〜3年で実施の見通し。
 当該地区は、東近江市の中部(旧愛東町)に位置し、一級河川愛知川右岸の河岸段丘上に広がる農業地帯で、昭和40年代後半に団体営ほ場整備事業により30e区画に整備されている。
 しかし、用水路は石綿管のパイプラインで、経年劣化による漏水が発生。また、区画整理は実施済みであるものの一部農地では水はけが悪く、作業効率や生産性が悪い状態となっている。
 このため、用水路並びに暗渠排水を整備し、担い手となる中心経営体(事業完了時に認定農業者1名、法人2組織)の効率的かつ安定的な経営の充実を図り、この経営体を母体として、認定農業者や後継者の育成を目的に、本事業を実施する。
 工事概要は、▽用水路工が面積28・4fを対象にVU管(φ100〜400)をL2・967q、▽暗渠排水工は面積9・9fを対象に集水渠VU管φ65〜100_×延長80b/f、吸水渠ポリエチレン有孔管φ60_×延長975b/fを布設する。
 費用は概算で、工事費が用水路工1億5600万円、暗渠排水工3000万円の小計1億8600万円、コンサル関係が測量試験4300万円、用地買収補償費1400万円の小計5700万円で、合計2億4300万円の総事業費を見込む。

提供:滋賀産業新聞