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滋賀産業新聞
2021/05/18

【滋賀】米原市 やすらぎハウスの長寿命化

 米原市は、近江地域の福祉センター「やすらぎハウス」について、効率的な管理の一環から施設の長寿命化工事を行う。21年度(令和3年度)当初予算には工事費2億0200万円を措置し、現時点では7〜8月をメドに、分離せず設備等を含めた建築工事一括で指名競争入札を発注・開札したい考えだ。
 「米原市近江地域福祉センターやすらぎハウス」(米原市顔戸21番地2)は、双葉中学校に隣接する面積6805平方bの敷地に92年(平成4年)に建設されたSRC造平屋建、1869・62平方b規模の福祉施設。施設内にはホール、研修室1室、和室2室、デイサービス部を備えるが、経年によって雨漏れや外壁・床の劣化が各所にみられる。
 施設内のデイサービス部は昨年度の公募によって、4月から社会福祉法人大樹会(彦根市)に10年間貸し出され、残りのホールと研修室等は、24年(令和6年)3月末まで社会福祉法人米原市社会福祉協議会が指定管理者となって管理運営を行う。
 市では、雨漏れや外壁の補修・床材の張り替え等の長寿命化工事を行い、施設の長期の有効利用を可能としたい考え。工事は施設を休館させず段階的に進め、年度内の完了から22年(令和4年)4月のリフレッシュオープンを目指す。
 なお、長寿命化工事に係る設計は20年度(令和2年度)、匠工房(米原市)が担当した。

提供:滋賀産業新聞