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建通新聞社四国
2021/05/18

【高知】県の新安芸中・高 校舎、体育館とも2四半期に発注

 高知県教育委員会は、新安芸中学校・高校の校舎棟と体育館の新築工事をそれぞれ建築主体、機械設備、電気設備に分離し、早ければ第2四半期に一般競争を公告する。12月議会での請負契約承認を目指す。工期は、それぞれ既存建物の解体を含め校舎棟が750日、体育館が600日。
 規模は校舎棟が鉄筋コンクリート造5階建て延べ5481平方b、体育館が同造3階建て延べ3746平方b。解体する既存施設の規模は本館棟が同造4階建て延べ2948平方b、体育館が鉄骨造2階建て延べ1432平方b。
 新校舎の建設期間中は、安芸桜ケ丘高校特別教室棟を普通教室として使用する。これに伴い電気科第1棟、工業化学科第1棟、建設科第1棟の3棟を一括した長寿命化改修工事を建築主体、機械設備、電気設備に分離し、5月中にも一般競争を公告する。建設科第2棟は、新安芸中学校・高校先行工事他改修工事として3工種に分離して別途発注する。
 新安芸中学校・高校は、安芸桜ケ丘高校と現在の安芸中学校・高校を統合して新設する。生徒数の減少に加え、現在の安芸中学校・高校が海岸に面し、南海トラフ地震発生時に津波浸水を受ける可能性があることから、安芸桜ケ丘高校を存続校として両校を統合、適正規模を維持した東部地域の拠点校として23年4月に開校する。新校舎、新体育館の完成は開校より1年程度遅れる見込み。
 建設地は安芸市桜ケ丘町784。実施設計は東畑・艸建築設計共同体が担当している。
提供:建通新聞社