全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　金沢市は、２１年度６月補正予算案に橋りょう補修費として６６００万円を計上した。架設から長年が経過し、老朽化が進んでいる「中の橋」や「割出橋」など３２橋の補修に向け、詳細設計に取り組む方針だ。
　市は１２年度に橋長１５メートル以上を対象とした橋りょう長寿命化修繕計画を策定し、１９年度に橋長２メートル以上に見直した。同計画に基づき、経済的かつ効率的な修繕に向け、予防保全型の管理による長寿命化およびコスト縮減を図っている。
　東山３丁目から主計町地内にかけて浅野川に架かる中の橋は、３径間単純鋼溶接橋（Ｈ形鋼）で橋長は３７・１メートル。７５年に架設された。下部工の断面修復を行う。
　問屋町２丁目地内で排水路に架かる割出橋は橋長５・０メートル。１径間単純鋼溶接橋（同）で６７年に架設。桁の補強や塗装の塗り替え、断面修復を行う。
　市では、各橋ごとに詳細設計を策定し、必要に応じた補修を行っていくとしている。