全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　滋賀県長浜土木事務所木之本支所は、管内の西浅井町八田部地先において、砂防堰堤2基の設置を計画している。21年度（令和3年度）は詳細設計に向けての地形測量を進めており、順調にいけば22年度（令和4年度）にも詳細設計、23年度（令和5年度）の用地取得を経て24年度（令和6年度）にも1基目の工事の発注・着工を目指したい考えだ。
　八田部補助通常砂防事業について19年度（令和元年度）に行った予備設計によると、八田部地先を流れる2本の渓流が「八田部峡谷」において1本の渓流に合流する手前の地点に、それぞれの渓流に各1基、計2ヵ所の砂防堰堤を設置したい考えだ。現地の流木の状況などで現時点では1基は透過型、もう1基は不透過型の仕様とし、進入路も必要と想定しているが、いずれの渓流にどちらの仕様の堰堤を設置するかや整備順は決まっておらず、今後現地状況などで判断し確定させる。なお、予備設計は中央コンサルタンツ滋賀事務所（大津市）が担当した。
　今年度行う詳細設計に向けた地形測量は4月27日に開札し日建技術コンサルタント（滋賀事務所・大津市）に委託。180日間の業務期間で、八田部地先の現地周辺の0・15平方�qの範囲における2級基準点測量（2点）、4級基準点測量（15点）、ＵＡＶレーザー測量、地形図作成、縦横断図作成―等を行っている。22年度（令和4年度）は詳細設計へ進め、23年度（令和5年度）には用地取得に向けた測量業務を発注し取得が順調にいけば、24年度（令和6年度）にも施工しやすい方から1基目や進入路の工事を発注したい意向。

提供：滋賀産業新聞