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　川崎市は、「幸市民館・図書館長寿命化に向けた調査等業務」の委託先を、公募型プロポーザルにより青木茂建築工房（福岡市中央区）に決定した。幸市民館・図書館（幸区戸手本町１ノ11ノ２）は築40年以上が経過していることから、施設の長寿命化に向けた改修方法を判断するため、施設の劣化状況などを調査するとともに、整備手法などを検討する。契約期間は２０２２年３月25日。
　幸市民館・図書館は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下１階地上３階建て延べ６０７３平方�bで、１９８０年の建築。委託する業務のうち、�@既存施設現況調査�A建築基準法および関係法令への適合状況調査�B既存施設の構造躯体など劣化調査�C設備劣化調査―を９月30日までに実施・完了させ、その分析・評価結果を踏まえて、２０２２年３月25日までに長寿命化に向けた整備手法などを検討し提案してもらう。長寿命化に向けては、防災・ＢＣＰ対策、老朽化対策、質的向上対策、環境対策として必要となる改修内容の提案や改修方法の提案、大ホールの改修方法の提案を求めるとともに、改修スケジュール・コストについても提案してもらう。
　改修方法の提案では、市民館・図書館の各機能のゾーニングの考え方を整理するとともに、増築および大規模模様替えも含めた改修方法について複数の提案を行い、課題や留意事項をまとめることとする。また、大ホールについては、特定天井対策、客席・楽屋・舞台裏などバリアフリー対策を含む質的向上対策などの改修方法の提案を求める。提供:建通新聞社