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日刊建設タイムズ社
2021/06/30

【千葉】利活用の事業者公募/君津市/旧三島小など3校/7月に現地見学会

 君津市企画政策部公共施設マネジメント課は28日、「旧三島小学校および近接市有地」と「旧坂畑小学校および旧亀山中学校」の利活用事業に関して募集要項を公表した。公募型プロポーザル方式により優先交渉権者を選定する。いずれも小中学校の統合により2020年4月から空き公共施設となっており、有効活用を図るため、民間事業者等へ売却または貸し付けを行う。7月13日と同月30日に、現地見学会を開催。参加申し込みは同月28日まで。
 参加申込書等の提出期限は8月20日。7月下旬に売却基準金額と貸付基準金額を公表する。書類による1次審査を8月下旬に実施。提案書等の提出を10月14日に締め切り、同月中旬にプレゼンテーションによる2次審査を行い、優先交渉権者を決定する。質問は8月6日まで受け付け、同月13日に回答する。
 参加資格要件は、単体の事業者または複数の事業者によって構成されるグループ。
 いずれの施設も売却または貸し付けとし、事業者の選定においては売却による活用を優遇。売却の場合の契約金額は2000万円以上。貸し付けの場合、建物は無償で貸し付ける。
 プロポーザルでは、産業振興や雇用の創出など、地域活性化に資する提案を求める。特に、建物・土地の購入、地域コミュニティ活動の推進に資する提案を優遇。旧三島小学校に関しては、旧秋元小学校複合施設整備事業などと連携が可能な提案を優遇する。
 「旧三島小および近接市有地」の近接市有地(鯨島)については、第三者に貸し付けているが、今後返還が見込まれる。そこで、旧三島小と鯨島を相互に連携させ、一体的に活用することで、人口減少が進む同地区へ新たな流れをつくるような提案を求める。また旧三島小は、校舎、校庭、屋内運動場等の一体的活用を原則とする。
 一方、「旧坂畑小および旧亀山中」は、近接した2校の特徴を生かし、学校単位を超えた幅広い提案を求める。利活用にあたっては▽旧坂畑小の校舎と校庭▽旧亀山中の校舎と校庭▽両方を加えたもの――など9つのパターンを提示しており、その中から選択させることとした。
 対象物件の概要は次の通り。
■旧三島小学校および近隣市有地
【旧三島小学校】
 ▽敷地面積2万1609u▽管理教室棟=RC造2階建て延べ1245u(1986年建築)▽屋内運動場=S造延べ594u(71年建築)▽家庭科室=木造49u(68年建築)▽便所=木造延べ20u(58年建築)▽教室棟=木造延べ349u(58年建築)――など。家庭科室、便所、教室棟は県に貸し付けているため、貸し付けの場合は募集対象としない。売却の場合は、教室棟等を含む。
【鯨島】
 ▽敷地面積=1万9753u▽あずまや=木造約13u▽倉庫=木造延べ約8u▽広場管理棟=木造延べ約46u▽便所=木造延べ約11u(いずれも86年建築)
■旧坂畑小学校および旧亀山中学校
【旧坂畑小学校】
 ▽敷地面積=7658u▽管理教室棟=RC造3階建て延べ1987u(1989年建築)▽屋内運動場=S造延べ624u(80年建築)▽エネルギー棟=RC造延べ42u(89年建築)▽プール専用付属棟=S造延べ56u(70年建築)
【旧亀山中学校】
 ▽敷地面積=2万279u▽管理教室棟=RC造3階建て延べ2731u(1997年建築)▽屋内運動場=S造延べ612u(70年建築)▽倉庫(屋内運動場付属)=木造延べ26u(97年建築)▽便所(屋内運動場付属)=S造延べ12u(72年建築)▽部室、倉庫=木造延べ50u(74年建築)▽ポンプ室=RC造延べ23u(97年建築)k_times_comをフォローしましょう
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