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建通新聞社
2021/06/30

【大阪】淀川河川 守口SC実施設計を第2四半期

 国土交通省淀川河川事務所は、淀川河川公園の整備で2021年度、守口地区サービスセンター新築の実施設計の簡易公募型プロポーザルを第2四半期に公示する。河川に親しめる空間づくりを目指し、地域と河川を結び付ける玄関口として同センターをリニューアルする。
 施設内には事務室、会議室、多目的室、カフェ、倉庫、待機室・浴室、トイレ、休憩室・更衣室、車庫などを設ける。延べ床面積は基本設計段階で約700平方bを見込んでいるものの、詳細は実施設計の中で確定する。建設地は守口市外島町。既存施設よりも川側の緑地部分に建設する。
 3月に行われた20年度の淀川河川公園下流域地域協議会で示された「淀川河川公園守口地区・外島地区公園整備計画案」によると、同センターは@人々が河川に親しみ、河川についての知識と体験を深める拠点A自然、健康プログラムなどの活動拠点B地域情報の発信、市民参加活動の拠点C広域サイクリングなど淀川の縦断方向への利用の拠点D休憩、軽飲食、コミュニケーションの場の提供E公園利用案内・施設予約F休憩やイベント等に利用できる展望広場の整備―などとしてリニューアルする。
 阪神高速12号守口線と側道に面した既存施設がある部分には、玄関口となるエントランス広場を整備。隣接地には広域からの利用を促す駐車場(透水性舗装)を設ける。側道に架かる歩道橋は老朽化も進んでいるため、市が撤去し、道路から川側への見通しを改善。また、高速や側道を挟んで向かい側にある守口スポーツプラザ跡地は同センターのリニューアルを優先的に進める間に整備内容を引き続き検討する。
 工事の時期は今のところ未定だが、同案では「およそ5年程度をめどとして整備・再整備の実施が見込まれる」としている。
 この他、同案に盛り込まれた外島地区の整備計画では、6面あるテニスコートを除却し、芝生の多目的広場を新たに整備する。日陰で休憩できるよう「緑陰」となる樹木やベンチを配置する他、トイレの移設・新設を行う。

提供:建通新聞社