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北陸工業新聞社
2021/07/08

【富山】富山グリーン産業/射水でボランティア活動/重曹用いた高圧洗浄「エコロビーム」/用途選ばず、環境にやさしい

 特殊高圧洗浄システム「エコロビーム」の富山県内唯一の加盟店である富山グリーン産業(射水市越の潟町、川原博之代表)は6日、射水市久々湊のアイシン軽金属スポーツセンター(新湊総合体育館)で、ボランティア清掃を行った。
 同センターが8月に開かれるインターハイのバドミントン競技会場となることから、出場する選手を気持ちよく迎え入れようと、川原代表が射水市に相談して実現。屋外階段をエコロビームを用いて洗浄したほか、市や射水商工会議所の関係者らを招いて、コンクリートブロックの落書きを落とすデモンストレーションなどを行った。
 エコロビームは、やおき(山梨県大月市、藤本恭司代表取締役)が開発。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)にも登録されている。安全で環境負荷が低い重曹を使用したクリーニング工法で、洗浄能力を最大限引き出すため、独自にブレンドした重曹を高温水で養生しながら噴射し、塗膜やサビ、油膜の汚れを研磨除去する。落書き除去、墓石洗浄、外壁洗浄、入浴施設・プール洗浄など様々な素材・汚れに威力を発揮する。
 川原代表は、「技士が素材の特徴や汚れの状態を見極め、重曹と水圧のバランスを適切に調節し、最大限の効果が発揮できるよう洗浄を行う」とした上で、「施工後の環境汚染や人体への悪影響の心配がない」と安全なシステムをアピールしている。
 富山グリーン産業は、造園会社に16年勤めた川原代表が今年5月に独立開業。1級造園技能士の資格を持ち、特殊伐採や造園作業も手掛ける。やおきとは、富山県内で初めて業務提携し、「エコロビーム富山」を今月オープンさせた。
 対応エリアは富山県全域で、一般住宅をはじめ、公共施設、社屋、工場などを問わず、「1回だけから定期、小さなことから大規模清掃まで気軽に相談ください」(川原代表)とする。問い合わせは同社(電話0766−75−2579)まで。

hokuriku