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日刊建設タイムズ社
2021/07/20

【千葉】個別施設計画を改訂/君津市学校施設/3期で改修費約242億円/小中20校対象に長寿命化

 君津市教育委員会は「君津市学校施設の個別施設計画(長寿命化計画)」の改訂版をまとめた。施設の長寿命化を基本に、計画的な改修・建て替えを行うとともに、ライフサイクルコストの縮減および財政負担の平準化を図る。計画期間は計画策定から2046年度まで。対象施設は、学校再編第1次実施プログラムにおいて統合が予定されている施設を除き、小学校13校、中学校7校の計20校。
 長寿命化の実施計画では、全体の期間を46年度までとし、▽第1期(30年度まで)▽第2期(38年度まで)▽第3期(46年度まで)――の3期に区分。学校別の改修等の実施時期を示した。
 事業費は第1期79億8300万円、第2期76億1300万円、第3期85億9600万円の総額241億9200万円を見込む。
 施設整備では▽安全・安心な施設整備▽快適な教育環境の実現▽地域とともに歩み、さまざまな拠点となる施設――を目指す。
 「安全・安心な施設整備」では、ユニバーサルデザインやバリアフリー化を推進。「快適な教育環境の実現」においては、LED照明や人感センサー付き照明の導入、断熱性能の向上など省エネルギー化や環境に配慮した施設整備を推進。
 「地域とともに歩み、さまざまな拠点となる施設」については、地域の生涯学習の場や児童の放課後の居場所づくりの場として学校施設を利用するなど、地域に開かれた学校を目指す。
 施設の改修等では、長寿命化を基本とした施設整備を実施することとし、工事段階における詳細調査により長寿命化が可能と判断された施設については目標使用年数を80年とし、長寿命化が困難であり改築(建て替え)と判断された施設は目標使用年数を60年とする。
 施設整備にあたっては、空調設備の設置やトイレの洋式化等の整備を推進し、学習環境の向上を図る。また、吊り下げ式バスケットゴールや照明器具の落下防止、窓ガラスの飛散防止など非構造部材の耐震化が未完了となっている学校施設においては、他の改修にあわせて対策を実施するなど早期の整備を進める。k_times_comをフォローしましょう
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