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建設経済新聞社
2021/07/20

【京都】琵琶湖疏水記念館の魅力向上に向けた整備計画等作成業務 プロポでUDSを選定

 京都市上下水道局は19日、公募型プロポーザル方式の「琵琶湖疏水記念館の魅力向上に向けた整備計画等作成業務」について、UDS(東京都渋谷区)を受託候補者に選定したと発表した。同社の評価点は312・0点(400点満点)。
 プロポ参加はUDS、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、ジェイアール西日本コンサルタンツ、CDI・トータルメディアグループ、オリエンタルコンサルタンツの5社。
 業務内容は、@現況調査(ア・記念館を中心にした岡崎地区周辺の人の流れ・景観調査等、イ・記念館の現況調査、ウ・他事例の調査、エ・関連法令の調査、整理)A整備基本計画の作成B屋外・屋内整備計画の作成(ア・屋外整備計画、イ・屋内整備計画)C当面3年間の整備実行計画、長期整備計画(既存施設・設備について今後20年の整備項目、整備方法、コストを長期整備計画として整理)。
 履行期間は令和4年3月31日まで。
 契約金額の上限額は2125万2000円(税込)。
 担当は京都市上下水道局総務部総務課。
      ◇      
 令和2年は、琵琶湖疏水竣工130年の節目の年で、6月に琵琶湖疏水が日本遺産に認定(申請者は京都市、共同申請者は大津市)。11月には「琵琶湖疏水記念館を中核とする文化観光拠点計画」が文化観光推進法に基づく拠点計画として認定された(申請者は京都市上下水道局、共同申請者は琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会、京都岡崎魅力づくり推進協議会)。計画期間は令和2年度〜6年度(5年間)。
 上下水道局は、国の認定を機に、琵琶湖疏水記念館を琵琶湖疏水フィールドミュージアムの拠点として位置付けるとともに、周辺観光の拠点化、日本遺産事業との相乗効果を図る考え。
 琵琶湖疏水記念館の視認性向上や親しみやすい環境づくりに向け、改修を通して賑わい空間を創出するとともに、ICTも活用した観光案内機能の強化を行い、記念館が岡崎・蹴上の両地区の周遊性向上に寄与することも目指す。
 こうした取組を推進するにあたり、琵琶湖疏水記念館及び琵琶湖疏水記念館を取り巻く環境の調査・分析を行い、整備計画等を策定するもの。