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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/07/26

【群馬】県高崎土木は碓氷川で行う築堤工事を9月ごろ発注


県高崎土木事務所は碓氷川河川改修事業として高崎市鼻高町地先で行う、鼻高工区の築堤工事について、渇水期に工事着手する。発注時期は工事着手時期を考慮すると9月ごろが見込まれる。入札方式は明らかにしていない。2021年度は150〜200m区間で工事を行う。設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が17年度に手掛けた。
同事業は、九十九川との合流点から下流へ向かった6400m区間を対象に実施。整備は下流側から◇乗附工区(L300m)◇鼻高工区(L1500m)◇中宿右岸工区(L700m)◇中宿左岸工区(L600m)に分けて行う。中宿右岸工区と中宿左岸工区は県安中土木事務所が事業を担当する。
鼻高工区は、国道18号碓東大橋から下流へ1500m区間の右岸側が対象。19年度に工事着手し、上流側から工事を進めている。19年度は約200mの工事を3分割で発注。1号と2号を群馬土建工業(高崎市)、3号は山富士産業(高崎市)が落札。1〜3号合わせた予定価格の総額は1億4655万円だった。20年度は工事発注しなかった。
21年度は19年度発注箇所から下流へ向かった150〜200m区間で築堤工事を行う。2割勾配の堤防を河床から高さ6・5〜9mで整備する。天端幅は4m。天端舗装は工区内の築堤工事完了後に施工する。
堤外地側の護岸は覆土ブロックを張った後、覆土を行い、張り芝を施す。計画河床には環境に配慮し、植物の移植を計画する。堤内地側の護岸にも法面を保護するため張り芝を行う。法長3mの法尻には防草対策として防草シートを張る。
乗附工区は、高崎市乗附地先の右岸側を対象に22年度以降に工事着手する。
中宿右岸工区は、九十九川との合流点から下流側にある県道吉井安中線の鷹の巣橋までの約700m区間が対象。排水樋門の新設なども行う。樋門は鷹の巣橋上流約100mの位置に整備。既設の中宿堰用水路が築堤工事により埋塞してしまうことから設置する。
中宿左岸工区は九十九川との合流点から下流へ向かった600m区間。取水樋門の整備や安中市道橋の湯の入橋架け替えなども計画。板鼻用水堰の既設取水樋門から約40m上流に整備する。
このほか、湯ノ入橋の架け替えも行う。