トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2021/08/05

【群馬】10施設の在り方検討を進める

群馬県民会館(前橋市日吉町1−10−1)や県立図書館(前橋市日吉町1−9−1)、敷島公園水泳場(前橋市敷島町66)など10施設で県が進めている在り方見直しについて、各部局で本格的な検討が進んでいる。県民会館と図書館は、早期に方向性を打ち出すため前橋市などと協議中。敷島公園水泳場は建て替えに向けてPPP/PFIの導入可能性調査業務を公告し、年度内に導入の可否を決める。このほか5施設でサウンディング調査を進める。
県民会館は、施設の維持が可能かを前橋市と検討中。施設規模はSRC造一部S造およびRC造の地下1階地上5階建て、塔屋1階、延べ床面積1万3503u。施設の老朽化対応やバリアフリー化などが課題としてあがっている。年度内に判断したい考えで、維持が可能な場合は運営や改修に向けた手続きに着手することとなりそう。
図書館はRC造地下1階地上5階建て、延べ床面積6564u。前橋市立図書館との機能重複の解消などを目的に、前橋市や関係団体とともに検討中。早期に方向性を打ち出す。
敷島公園水泳場は、屋内プール2槽と仮設含む2500席程度の観客席を持つ屋内プールへの建て替えを予定。施設概要をまとめる基本計画をこのほど策定した。これからPPP/PFIの導入可能性調査を実施。導入する場合は2022年度に事業者を選定し、23年度に整備を開始。27年度の運用開始を目指す。
サウンディング調査は21年度に◇ぐんまフラワーパーク(前橋市柏倉町2471−7)◇妙義青少年自然の家(富岡市妙義町諸戸1106)◇総合スポーツセンター伊香保リンク(渋川市伊香保町伊香保587−1)◇群馬県憩の森・森林学習センター(渋川市伊香保町伊香保637)◇緑化センター・附属見本園(邑楽町中野3924−1)−で実施する。
ぐんまフラワーパークと妙義青少年自然の家は、調査を実施中。どちらも調査結果を基に施設の利活用や集客方法などを協議する。妙義青少年自然の家は、年度末で施設の廃止を予定。調査などで施設の利活用が見込まれない場合は、建物を解体、富岡市に土地を返却する必要がある。
伊香保リンクは民間事業者が施設を利用して課題や活用方法を探るトライアルサウンディングを計画、事業者を募集している。収支が課題のため、年度内に改善策をまとめたい考え。老朽化対応や耐震対策が必要なことから、改善策がまとまる22年度以降に施設の対応について検討が本格化しそう。
群馬県憩の森・森林学習センターと緑化センター・附属見本園では、これからサウンディング調査の募集を予定。年度内に方向性を打ち出す考え。
このほか、ライフル射撃場(榛東村上野原2−17)については、県有施設として引き続き利用する方針。老朽化対応が必要となるため、修繕が必要な箇所の洗い出しを行っている。22年度以降、順次老朽化対応を進めていく。