トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2021/08/06

【京都】府民協働型インフラ保全事業 ビッグデータ活用し提案の傾向整理 南丹土木事務所で今年度試行実施

 京都府建設交通部は、平成21年度に府民公募型整備事業として創設し、平成30年度に府民協働型インフラ保全事業としてリニューアルした府民参加型の公共事業について、これまでの提案をビッグデータとして活用する。
 事業創設から12年が経過し、蓄積された提案は建設交通部所管施設に関するもので約1万4000件にのぼる。これらの提案については貴重なビッグデータとし、計画的な施設整備やアセットマネジメント(計画的な資産管理)の取り組みへ活用できるとした。
 このため試行的な取り組みとして、南丹土木事務所管内の提案約3400件について、今年度業務において、提案された地域などの傾向整理を行う予定。
 ビッグデータの活用については、4日開催の令和3年度府民参加型公共事業委員会で府が報告した。
 同委員会では、府民協働型インフラ保全事業の令和2年度事業概要を報告した。1次募集に1074件、2次募集に601件の計1675件の提案があり、この中から1075件を採択した《=表参照》。
 令和2年度提案を施設別でみると、「安心・安全」(1252件)は▽道路42%(527件)▽河川・砂防・急傾斜40%(502件)▽公園0・3%(4件)▽港湾2%(22件)▽交安施設16%(196件)▽その他0・2%(1件)。「インフラ長寿命化」(423件)は▽道路44%(184件)▽河川・砂防・急傾斜26%(110件)▽港湾4%(17件)▽交安施設26%(111件)▽その他0・2%(1件)。
 提案を地域別でみると、建設交通部関係は中北部地域の提案が約8割を占める(平成30年度81%、令和元年度77%。令和2年度81%)。中北部地域は各土木事務所(南丹、中丹西、中丹東、丹後)の管轄する面積が広く、道路や河川の管理延長が長いことが要因の一つとみている。
 府民公募型整備事業から平成30年度に府民協働型インフラ保全事業にリニューアルして以降、提案件数は若干増加した。
 採択率(建設交通部)は60〜70%で推移している。平成30年度は60%(1253件/750件)、令和元年度は71%(1343件/959件)、令和2年度は69%(1366件/939件)。
 令和2年度事業の進捗状況(令和3年6月末時点)によると、建設交通部所管施設の着手率は66・5%。