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建設経済新聞社
2021/08/12

【京都】元新道小学校跡にホテル建設 延1万5529u、来春着工 改築の宮川町歌舞練場は延5443u

 NTTグループのNTT都市開発梶i代表取締役社長辻上広志氏、東京都千代田区外神田4丁目14−1)は11日、京都市東山区の元新道小学校跡地活用事業に係る配慮書案を発表した。
 同校跡地活用を巡っては、京都市が民間事業者からの提案を審査するプロポーザル方式で契約候補事業者を公募し、審査した結果、令和2年10月に同社を選定。同年12月に市との間で基本協定書を締結した。基本協定に基づき、市、同社、新道自治連合会の三者による事前協議会を設置し、事業化に向けた合意形成のための協議を行っている。
 計画によると、京都市東山区大和大路通市場下る四丁目小松町130、125−1、東山区新道通団栗下る2丁目下柳町165の敷地4014・15uにRC造一部S造地下2階地上4階建、延1万5529・42u(建築面積2728・01u)のホテル(地域施設を一部含む)を新築する。建物高さは15m。
 跡地活用事業と併せて、新道通を挟んで隣接する宮川町歌舞練場の建替えも行う。京都市東山区宮川筋四条下る宮川筋4丁目306他の敷地2260・83uにS造一部RC造地下2階地上3階建、延5443・23u(建築面積1735・99u)の劇場・集会場(地域施設を一部含む)を新築する。建物高さは18・3m(屋根については現在関係部局と検討・協議中で、上記の高さは大屋根保存時の高さを示す)。
 単独の地域施設棟を整備する。
 整備スケジュール予定によると、施設設計は令和3年9月〜令和4年2月末、既存建物解体は令和3年9月〜令和4年4月末、施設新築工事は令和4年5月〜令和6年12月末。
 建物基礎構造は、直接基礎構造案(第1案)と杭基礎構造案(第2案)を比較し、直接基礎構造案が優れていると評価。設備配置はドライエリア配置案(第3案)と屋根配置案(第4案)を評価し、ドライエリア配置案が優れていると評価した。直接基礎構造案は建物をRC造とし、直接基礎(べた基礎+地盤アンカー)によって建築物を安定させる。ドライエリア配置案は室外機をホテルのドライエリアに可能な限り配置する。
 事業者はNTT都市開発鰍ナ、事業には褐テ瀬組(京都市下京区)、椛蛹嚼ン計(大阪市西区)が参画する。
 計画地の用途地域は商業地域(指定建ぺい率80%、指定容積率400%)。高度地区は12m第4種高度地区。学校跡地は旧市街地美観地区(元新道)など、宮川町歌舞練場敷地は歴史遺産美観地区(宮川町)など。