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建通新聞社(神奈川)
2021/08/16

【神奈川】県企業庁 20年度成績評定2年連続上昇

 神奈川県企業庁は2020年度に発注した500万円以上の完成工事成績評定結果をまとめた。平均点は77・2点で、18年度から2年連続上昇した。点数の構成比率を見ると、80点以上が31・8%、75〜79点は41・6%、65〜74点は26・2%、55〜64点は0・4%となっている。
 18年度からの3カ年で比較すると、平均点は18年度が75・9点、19年度は76・3点。20年度は18年度に比べ1・3%上昇している。最高点数は88点で、18年度も88点、19年度が87点だった。工事件数は450件で、2年連続で減少した。
 20年度工事について、500万〜2000万円未満と2000万円以上の金額別で点数の構成比に違いが見られ、大規模工事の方が平均点が高かった。
 500万〜2000万円未満の工事は、65〜79点が全体の9割を占める。平均点は75・0点で、点数別の構成は、80点以上が9・9%、75〜79点は46・6%、65〜74点は43・5%。工事件数は131件だった。
 一方、2000万円以上の工事は、75点以上が全体の8割を超える。平均点は78・1点で、点数別の構成を見ると、80点以上が40・8%、75〜79点は39・5%、65〜74点は19・1%、55〜64点は0・6%。件数は319件となった。 
 最高点をとったのは、安西興業(相模原市緑区)が施工した相模川水系ダム管理事務所発注の「津久井湖崩落防止工事(三ケ木)」(相模原市緑区)で、88点。
 2000万円未満工事の最高点は84点で、カシワギ電機(厚木市)が施工した寒川浄水場発注の「森の里高区配水池他防食施設外部電源装置更新工事」(厚木市)と、本田電気商会(相模原市緑区)が施工した相模川発電管理事務所発注の「道志2(発)制御用電源装置更新工事」(相模原市緑区)の2件だった。提供:建通新聞社