全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　富谷市は17日、地下鉄整備に向けた検討などを行う「富谷市官民連携による新たな都市交通システムの整備手法検討調査業務」の委託先を決めるため公募型プロポーザルの手続きを開始した。
　参加表明書の提出は今月24日、質問の受け付けは同30日まで。その後、企画提案書等の提出は９月15日まで受け付け、１次審査（書類）の結果通知は同17日に行う。同24日にプレゼンによる２次審査を行い、同27日に選定結果を通知する。
　参加資格は富谷市競争入札参加資格審査において、土木関係建設コンサルタント業務の都市計画および地方計画の承認を受けた者で２０１６年度以降に都市交通計画策定業務の元請け実績を有することなど。
　同市では、過度な自家用車依存からの脱却や地域間交流・連携の強化など、交通を取り巻く課題への対応と望ましい都市像の実現を図るため、18年度に基本的な方向についてまとめた「富谷市公共交通グランドデザイン（都市・地域総合交通戦略（基本構想））」を策定した。
　さらに、20年度には、各種施策の具体化および事業プログラム等を設定した「富谷市都市・地域総合交通戦略（基本計画）」を策定している。
　この基本計画の中で、「新たな軸となる基幹公共交通の整備」として、仙台市地下鉄南北線・泉中央駅から富谷市明石台地区までの約３・４�`�b区間の整備が最重要課題となっている。
　本業務は、こうした同市の望ましい都市像の実現に向けて、新たな都市交通システムの整備・運営手法の検討を行うことが目的。地下鉄整備を想定した場合の基本計画および費用便益分析、採算性、さらにＰＦＩ方式による整備手法について検討していく。
　業務期間は22年３月18日まで。

　提供：建設新聞社