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新建新聞社
2021/08/19

【長野】長野県 8月大雨で県内被災

松電、JRで橋梁が損傷
川岸東で土石流、和田で法面崩落
 長野県内で8月13日未明から降り続いた大雨の被害状況が8月16日までの県災害対策本部のまとめで明らかになってきた。
 鉄道は、松本電鉄上高地線で西松本〜渚間に架かる田川橋梁が洗掘で損傷したため通行不能になった。JR線では飯田線の宮木〜辰野間の横川橋梁で洗掘による橋脚損傷、中央本線と中央東線では複数箇所で土砂が流入した。
 道路関係は岡谷市川岸東の土石流被災で中央自動車道の岡谷JCT〜伊北IC間が通行止めとなっている。県道関係は土砂流出などで国道361号神谷(木曽町)をはじめ142号和田(長和町)など13路線15区間で今も規制が続いている。
 河川関係は木曽川と依田川で被災が確認された。県では、水位がさらに下がった18日以降にあらためて調査に入るため、調査後に新たな箇所が判明する可能性がある。
 農地および農業用施設は佐久(3市町村)、南信州(2町3村)、木曽(2町2村)の各地域振興局管内で農地被害28カ所、農業用施設の被害4カ所を認めた。
 水道施設では新開熊沢と三岳瀬戸の原ほか5地区(以上木曽町)、荻原など4地区(上松町)で水道管が破損、北小野(塩尻市)で消火栓の被災で断水が続いている。ほかに伊那市、南木曽町、諏訪市、大桑村でそれぞれ断水が発生したが16・17日までに復旧したとみられる。

提供:新建新聞社