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鹿児島建設新聞
2021/08/20

【鹿児島市】姶良市 脇元地区の緊急待機場所新設/県が埋立免許付与

 直轄で進む国道10号白浜拡幅に伴い姶良市は、脇元地区の緊急待機場所を整備する。道路改良に伴い現施設が消滅するため新施設を計画。海側に埋め立てるため公有水面埋立免許を出願し県が付与した。面積が1180.46uで工事費は6億2536万円、工期は3年を見込む。 
 場所は同市脇元字白浜に接する鉄道敷きおよび道路敷きの地先公有水面で現施設とほぼ同位置の海側を予定。埋立面積の内訳は護岸用地471.18u、道路用地709.28uの計1180.46u。長さが70mで幅が14m。鹿児島市側から進入する右折レーンなどを設置する。 
 工作物は直立消波ブロック積護岸(L121.64m、H3.6〜9.9m)や嵩上げ高欄付き波返し擁壁工(L121.64m、H0.9〜1.28m)、重力式護岸工(L33.09m、H2.97〜9m)、階段工(L15.5m、W4m)を築造。 
 施工順序は、まずコンクリート基礎下面の軟弱層の対策として地盤改良を実施。水質汚濁を防止するため、遮水矢板とシルトフェンスを設置する。 
 護岸は、仮締切を併用した仮設道路を海側に設置して、各種工作物はコンクリート打設により築造。波返し擁壁は、足場を設置して整備する。外周が概成したあと、公共残土等の土砂を投入して計画地盤高まで仕上げ、舗装等を行い竣工させる。 
 なお、着手時期は3年以内を見込むが4車線化事業の進捗に合わせて着工する段取り。  


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