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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/08/25

【群馬】前橋市が9月補正予算案を公表

前橋市(山本龍市長)は25日、9月補正予算案を明らかにした。国庫補助の内示に伴い、道路新設改良や舗装長寿命化修繕計画事業など土木関連事業へ7億4397万5000円を追加。緊急的な対応が必要とされる道路の補修などで3億4459万円を計上している。市道04−104号線(道の駅アクセス道)で限度額1億200万円の債務負担行為を設定した。また、西善中内産業用地の造成事業で債務負担行為の限度額を1億1000万円に変更した。
社会資本整備総合交付金の内示に伴う土木事業費への増額が目立つ予算案となった。一般会計は20億3403万6000円の追加で、総額を1595億4968万3000円とした。
道路新設改良は市道00−028号線(群大附中通線)など複数路線で事業費を計上。新設改良で合計5億5197万5000円の追加とし、内訳は工事費が3億6420万9000円、委託料は5032万7000円としている。新たに加わった主な路線および計上額は◇下川淵小北通線=1億2620万2000円◇江田天川大島線=1億200万1000円◇市道00−028号線(群大附中通線)=3600万円◇市道00−196万円(小暮石井線U期)=1244万円◇西善玉村線=3446万4000円◇市道04−104号線(道の駅アクセス道路)=2881万9000円◇津久田停車場線=1490万円◇市道00−101号線=520万円◇市道00−360号線(大胡110号)=1020万円◇市道00−352号線(大胡)=1190万円◇市道00−182号線(宮城4号線北)=2610万円◇市道20−3351号線ほか(宮城3352号線ほか)=7225万円◇泉橋通線=4443万7000円−。このうち3路線で繰越明許を設定、繰越額は下川淵小北通線1億3456万5000円、群大附中通線8980万円、西善玉村線6000万円となっている。また、道の駅アクセス道路は2022年度を期間に限度額1億200万円の債務負担行為を設定した。道の駅を囲む外周道路の整備工事を年度後半に発注する見通し。
道水路維持事業は3億7480万円を追加。道水路補修改良事業に2億9480万円、舗装長寿命化修繕計画事業で8000万円の内訳。自治会などから要望のあった箇所を中心に、補修や修繕を実施する。それぞれの施工内容を考慮しつつ、地域ごとに分割した工事発注が見込まれる。
このほか、荻窪公園整備事業で5000万円、都市公園長寿命化推進事業には6200万円を充てる。それぞれ国庫補助に伴う整理となっている。また、緊急的な樹木伐採撤去工事を行う街路樹管理事業で3500万円を追加している。市単独農業土木事業は4979万円、水路およびため池の調査に取り組むかんがい排水事業は759万5000円を確保する。
特別会計では産業立地推進事業特別会計で動きがあった。西善中内産業用地造成事で100万円を減額した上で、債務負担行為の限度額を変更。4400万円から1億1000万円とした。先行して発注した調整池の整備工事などの状況を考慮しつつ、継続工事の内容を検討、10月以降に競争入札を行う見通し。