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建通新聞社(神奈川)
2021/08/26

【神奈川】川崎市 入江崎クリーンセンター移転・更新

 川崎市は、「入江崎クリーンセンター整備事業に関する基本計画・整備計画修正および発注支援業務」の受託候補者として、公募型プロポーザルにより中日本建設コンサルタント神奈川事務所(横浜市保土ヶ谷区)を選定した。入江崎クリーンセンターの移転に当たって、整備事業の基本計画などの修正と、建設工事の発注支援などを委託するもので、建設工事については、総合評価落札方式により施工者を選定する予定。履行期限は2024年3月29日。ただ、基本計画修正、整備計画修正、見積もり仕様書(案)作成は22年3月末までを期限とし、見積もり設計図書・見積書取得は22年6月末、発注仕様書(案)作成は22年7月末までに完了させる。
 現在の入江崎クリーンセンター(川崎区塩浜3ノ14ノ1)は、受け入れたし尿からごみ(し渣)を取り除いて、汚水を希釈した後、水処理センターに圧送する施設。処理能力は1日当たり500`g。供用開始から44年が経過しており、老朽化が進んでいるため、塩浜中公園(川崎区塩浜3ノ21)に移転し、更新することになっている。
 当初は処理方式を生物学的脱窒素として基本計画・整備計画をまとめたが、19年度・20年度には処理方式を変更。し尿などの処理を「前処理+希釈方式」とした上で、処理フローや水槽容量、施設建設に向けた基本的事項の整理、施設配置と車両動線を検討した。今回委託する業務では、既存の基本計画に、これまでの検討成果を反映させて、整合性を図る。さらに施設建設を推進するために必要な実施体制を定めるとともに、調査・設計から建設、竣工に至る事業スケジュールを定める。また、メーカーからの見積額、官公庁類似施設の事業費を基に検討を行い、計画施設の事業費を設定する。
 また、計画施設の詳細条件、詳細仕様を定めるためには、土木基本設計、建築基本設計、機械設備基本背系、電気設備基本設計を実施する。提供:建通新聞社