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鹿児島建設新聞
2021/08/27

【鹿児島】霧島市 クリーンC整備・運営事業/240億で川崎重工業グループ

 霧島市は、総合評価一般競争入札を行ったクリーンセンター整備・運営事業の落札者を川崎重工業グループに決めた。落札額は240億1500万円(税別)。同社九州支社を代表企業に、構成員1社と地元を含む協力企業5社が入り、設計・施工から運営まで行う。事業期間は2046年3月末まで。入札には2グループが参加し、検討委員会での審査を経て決定した。本契約は12月下旬を見込む。 

 03年度から稼働する敷根清掃センターの老朽化に伴う建て替え事業。現施設の東側隣接地(約8000u)を造成して整備する計画で、設計・施工から運営まで民間事業者が一括して行うDBO方式を採用する。 
 新施設の焼却設備はストーカ方式、処理能力は140t/日(70t/日×2炉)で予定。事業期間は、設計・施工が26年2月末まで、運営は46年3月末まで。 
 落札者は、川崎重工業九州支社を代表企業に、構成員は川重環境エンジニアリング、協力企業(5社)は東洋建設九州支店、協和設計事務所(霧島市)、KEE環境工事、丸山喜之助商店(日置市)、ecommit(薩摩川内市)で組織するグループ。地元および県内から3社が協力企業として入った。 
 入札(総合評価)には、JFEエンジニアリンググループを含めた2グループが参加。8月24、25日に検討委員会(委員長・石本弘治第一工科大学教授)で入札提案書類のヒアリングと審査を行い、価格と技術的要素の双方で評価点が高かった川崎重工業グループが落札。落札額(240億1500万円)の内訳は、設計・施工147億4500万円、運営92億7000万円。予定価格は286億1800万円(税別)だった。 
 今後、特別目的会社を設立し、9月中にも基本協定を締結。順調に進めば10月下旬の仮契約を経て、12月下旬に本契約(市議会での議決)する見通しだ。 
 本体建設に先立ち、市では6月から敷地造成等に着手している。   
 

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