全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

県中之条土木事務所は、長野原町大津地内にある国道１４５号の坪井大橋について、路面切削やシート系防水などの補修工事を近く条件付き一般競争入札で公告する。設計は三陽技術コンサルタンツ（前橋市）がまとめた。同橋は２０２０年度から道路メンテナンス事業として補修に着手。22年度以降も引き続き、車道部分の補修や歩道の防水工事などを進める。
１９９７年に竣工した同橋は、３径間連続ＰＣラーメン橋と３径間連続鋼ラーメン橋および３径間連続鋼多種Ｉ桁橋の３形式が組み合わさった橋梁。橋長は４８０ｍで幅員11・４ｍ。橋梁長寿命化維持修繕計画に基づき２０１９年に行われた橋梁定期点検で損傷が確認されたため、20年度から補修を進めている。
21年度は路面切削工、シート系防水工、基層工および表層工を、それぞれ92・２ｍ、７２０�uの範囲で実施する方針。また、床板補修として３２０�uの断面修復を７・５立方ｍのボリュームで施工する。
全体計画はＰ１およびＰ２橋脚のひび割れ補修と、橋面防水を１８４・４ｍの区間に対して車道１４４３・５�uと歩道４０５・７�uで施工するほか、床板補修工を６３６・７�uの範囲を15・６立方ｍのボリュームで行う予定。Ｐ１およびＰ２橋脚のひび割れ補修については、20年度に佐田建設（前橋市）が担当した。
21年度の工事で車道部分の補修については半分程度発注済みとなるため、22年度以降は残る車道部分の補修に着手するほか、歩道の橋面防水や床板補修などの工事を発注する見込み。
同事務所では21年度の道路メンテナンス補助（橋梁）事業として、久森沢橋や新開橋、浜岩橋などの補修工事が予定されている。