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建通新聞社(中部)
2021/09/01

【三重】東紀州環境施設組合 広域ごみ処理施設整備でサウンディング調査へ

  東紀州環境施設組合は、2028年度の稼働を目指し整備事業を進めている「東紀州広域ごみ処理施設」について、サウンディング型市場調査を実施する。施設の内容をより具体化し、施設の処理方式や事業方式などの検討材料の一つとするため、民間事業者などから広く意見を募る。
 サウンディングへの参加希望者向けに説明会を15〜17日に開催する(受付期間は8日まで)。サウンディングへの参加申込期間は15〜30日。30日〜10月11日までに提案書などの提出を求めており、10月19〜22日にサウンディングを実施する。参加資格は同整備事業に実施主体となる意向がある法人で、これまで一般廃棄物処理施設の整備実績があること―など。
 処理施設の規模は1日当たり71d。建設地は尾鷲市営野球場(八浜真砂997ノ1、2560ノ7)。総面積は2万3161平方bで、中部電力と尾鷲市が所有している。概算の建設費は約71億円で、20年間の運営費を加えると約156億2000万円となる。この他、付帯工事費として野球場解体費に約1億0300万円、用地費に約2000万円、杭施工費に約1億円、搬入路整備に約1億0300万円などを見込む。
 今後、国際航業三重営業所(津市)が基本計画策定と生活環境影響調査を進めていく。基本計画の策定時期は22年12月ごろになる見通し。この他、PFI方式やDBO方式などの手法を調査・検討する。順調なら22年度中にも事業者の選定、23年度に造成設計、24年度に造成工事と解体撤去工事、25年度から実施設計と施設の建設工事を進め、28年度の稼働を目指す。

提供:建通新聞社