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新建新聞社
2021/09/03

【長野】飯山市 駅前市有地の宿泊施設整備プロポ

飯山商工会議所Gを最優先交渉者に選定
 飯山市は企画提案事業者の選定をプロポーザル方式で進めていた「飯山駅前市有地宿泊施設整備促進事業」の審査結果をこのほど公表、最優先交渉権者に飯山商工会議所会員グループ(代表:藤巻建設、飯山市照岡16番地)を選定した。
  提案内容は、「低炭素社会における地域のローカルモデルとなるホテル」をテーマに掲げ、再生可能エネルギーやリサイクル燃料の利用、太陽経済(自然資源経済)の推進エンジンとなる施設・設備設計・運営―を実現する宿泊施設を目指す。

  地上7階建ての施設計画では、1階にロビー・フロントと宿泊者以外にも開放した飲食施設(テナント誘致予定)、2・3階には温泉施設やフィットネス施設で構成する健康増進施設(一般開放)、4〜7階に62室の客室(シングル、ツイン、滞在型)を配置。理念に掲げる「地域の交流と賑わいを生み出す交流空間」が随所に盛り込まれている。

  また、特色となる再生可能エネルギーの活用策としては、屋上に30kWのモジュールを設置する太陽光発電や廃湯熱の再利用を行うほか、オイルリサイクル、高効率機器の採用―などにより排出効果ガスの低減を目指す。

  同施設の整備に係る想定総事業費は、税込みで15億円と試算。事業者からは、このうち5億円の資金支援を市に要望。これに対して市は、◇観光客等の増加による観光振興や地域振興などの促進が期待できるため、上限3億円の建設費用に対する補助◇市民の健康増進等に寄与する健康関係施設の整備費用に対して市民へのサービス向上や市と連携した「健康支援プログラム」の実施などを条件に上限2億円の補助―とする対応方針を示している。財源には、ふるさと納税による「愛する飯山ふるさと基金」を充てる予定。

提供:新建新聞社