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北陸工業新聞社
2021/09/09

【新潟】新規の上中山地区(新発田)に10億/経営体基盤整備で整地21ha/県農地部

 新潟県農地部農地計画課は21年度、上中山地区(新発田市)経営体育成基盤整備事業に新規着手する方針だ。整地工、道路工などに10億1100万円を投じていく。
 計画によると、将来の地域農業の中心となる経営体(担い手)を育成するため、効率的かつ安定的な農業経営を行うことのできる生産性の高い基盤整備を推進するもの。用水路はほとんどが土水路であり、漏水による維持管理や水管理に苦慮していることから、パイプライン化により用水の節減と配水管理の合理化を目指す。一方、排水は土水路で維持管理に多大な労力を費やしているほか、渠底が浅く、転作作物の導入が困難なため、コンクリート2次製品および管排水路により整備を行い、維持管理の軽減を図っていく。
 工事概要は整地工21・0ヘクタール(工事費9300万円)、道路工3・2キロ(同3700万円)、用水路工4・6キロ(同2億9100万円)、排水路工5・2キロ(同3億700万円)、暗渠排水工21・0ヘクタール(同8000万円)のほか、測量試験1億2100万円、用地補償3000万円、換地2800万円、工事雑費が2400万円となっている。事業期間は21年度から26年度までの6カ年。受益面積は21・0ヘクタール、受益者数78人。関係土地改良区は豊浦郷土地改良区。

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