トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(中部)
2021/09/14

【愛知】高級ホテル キャッスルと栄角地の2件認定

愛知県と名古屋市は9月13日、高級ホテル立地促進補助金の補助事業として、三菱地所(東京都千代田区大手町1ノ1ノ1)などが栄角地に計画する「錦三丁目25番街区計画(仮称)」に入居するホテルと、ナゴヤキャッスルが計画する「エスパシオ ナゴヤキャッスル(仮称)」の2件を認定した。三菱地所は2026年8月、ナゴヤキャッスルは25年春の開業を目指す。
 13日に行われた定例会見で大村秀章知事は、国際会議などにふさわしい宿泊施設が不足している現状や、今後予定されるジブリパークやステーションAi、アジア競技大会などに触れ、「行事が目白押しで、コロナ収束後には、海外からの国内需要が高まるものと見込んでいる。しっかり取り組んでいく」と述べた。開業後、所定の手続きを経て、最大20億円(県、市各10億円)の補助金が交付される。事業認定は計3件となった。
 高級ホテル立地促進補助金評価員会は、7月と8月に今回の2件を審議した。このうち、錦三丁目25番街区計画は、三菱地所が代表企業となり、日本郵政不動産、明治安田生命保険、中日新聞社で構成するグループが計画。建設地は中区錦3ノ2501他。概要は、地下4階地上41階建て延べ10万9075平方b。高さは210b。このうちホテル部分は1、10、11、31〜40階で、延べ2万3962平方b。平均客室面積約62平方b。客室数は166室(うちスイートルーム33室)。主な施設では、バンケットルーム(1780平方b1室、340平方b1室)など。補助対象事業費は150億410万円。
 エスパシオナゴヤキャッスルの計画は、建設地が名古屋市西区樋の口町3ノ19。概要は、地下2階地上11階建て延べ4万3631平方b。高さは約45b。平均客室面積は約65平方b。客室数は108室(うちスイートルーム30室)。主な施設では、バンケットルーム(約330平方b2室、約280平方b1室)など。補助対象事業費は275億2500万円。現在、既存ホテルの解体を清水建設・竹中工務店JVが進めている。
 同補助事業では、2月に第1号として、日本セレモニー(山口県下関市)が名古屋市中区で計画するホテル「TIAD(ティアド)」を認定している。

提供:建通新聞社