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　金沢市議会９月定例月議会は１３日、本会議を再開、一般質問が行われた。山野之義市長は、市発注工事を巡る官製談合事件を受け、来年度から入札制度を改正する方向で今後調整を進める考えを明らかにした。宮崎雅人氏（自民）が事件を踏まえた入札制度の見直しについて尋ねた。
　山野市長は、事件を受けて臨時に開かれた入札制度評価委員会の内容について、「入札制度の見直しは事件の全容を把握した上で行うべき、制度の公平性と職員の身分保持の観点から、職員への働き掛けがないように、事前に最低制限価格を知り得ない変動型の制度を検討すべきなど、様々な意見をいただいた」と説明した。
　その上で、委員会で出た意見を踏まえ、事件の全容を把握した上で見直し案を取りまとめる考えを示し、制度の改正時期については、「見直しにはシステムの改修や事業者への周知期間も一定程度必要になる。それらを勘案すると、来年度からの開始を今のところ想定している」と述べた。
　山野市長は議会後の会見で、「まだ本人から意見聴取ができていないので、まずはそこを進めていきたい。様々な先行自治体の事例もあるので、情報を収集しながら、できるだけ速やかに制度をつくっていきたい」と話し、制度改正に向けて準備を進めていく考えをあらためて強調した。