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北陸工業新聞社
2021/09/14

【新潟】排水路工など11億円/大月地区(南魚沼)経営基盤に新規着手/県農地部

 新潟県農地部農地計画課は、大月地区(南魚沼市)経営体育成基盤整備事業について、21年度からの新規個所に採択した。排水路工などに総事業費11億円を投じ、26年度の完了を目指す。
 将来の地域農業の中心となる経営体(担い手)を育成するため、効率的かつ安定的な農業経営を行うことのできる生産性の高い基盤整備を行うもの。大月地区では、農業用水の主たる水源である渓流水の流域が小さいため、上流側の用水を反復利用して耕作しているが、近年の異常渇水による用水不足が深刻となっている。これに対し、塩ビ管水路、二次製品水路を新設し、漏水防止、維持管理軽減を図る。また、排水先の魚野川は二次製品により護岸されているが、用排未分離のため維持管理に苦慮している。このため、用排分離を行い、排水フリューム、塩ビ管(管排水)を布設して排水不良を解消するとともに、維持管理軽減を目指す。
 工事概要は整地工17・9ヘクタール(工事費9600万円)、道路工支線他4・2キロ(同1億5600万円)、用水路工支線他4・1キロ(同9000万円)、排水路工支線他3・6キロ(同1億7000万円)、暗渠排水工本暗渠17・9ヘクタール(同5800万円)、測量試験(同1億4900万円)、用地補償(同3900万円)などとなる。
 受益面積が17・9ヘクタール、受益者数121人、関係土地改良区は南魚沼土地改良区となる。

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